経済のお話#6

#5より続き・・・ 少し前に「相対的貧困」が話題になりました。 相対的貧困の定義はないようですが、大雑把に言えば「平均年収の半分以下で暮らす家庭」ということのようです。詳しくはコトバンクをご覧ください。 そしてzakuz … “経済のお話#6” の続きを読む

#5より続き・・・

少し前に「相対的貧困」が話題になりました。

相対的貧困の定義はないようですが、大雑把に言えば「平均年収の半分以下で暮らす家庭」ということのようです。詳しくはコトバンクをご覧ください。

そしてzakuzaku夕刊フジの記事をお読みください。ふたつの記事を理解したうえで以下、読んでください。

NHKに出ていた女子高生は趣味や映画に使うお金があっても、パソコンが買えなくて進学をあきらめたという。

自分の10代の頃もこの相対的貧困に近かったと思います。多くの人が絶対的貧困と相対的貧困の区別がつかないと思います。このブログを読んでくださいっているかたへ、少しでの理解してもらえたらと。

先進国の貧困といえばこの相対的貧困をことを指すんだそうです。自分もそのように理解してます。

じゃ、絶対的貧困と相対的貧困がどのように違うのかというと、絶対的貧困は衣食住に事欠かすことを言います。「毎日、食べ物を食うや食わずの生活をしている」のが絶対的貧困層。先進国では(ゼロではないんでしょうが)絶対的貧困の人は少ないと思います。日本では生活保護という制度があるので。

相対的貧困は大きな出費を出せない家庭が多いと思います。たとえば、進学。大学や専門学校などの授業料。そして冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの大型家電が壊れると、買い換えられない…ということが起こるので、相対的貧困の家庭は壊れた家電やボロい家電が多かったりします。

自分も中学生以降はお小遣いはもらったことがありません。なので、高校生になればアルバイトをしておりました。そうすると、小遣いレベルではお金を持っていたと思います。中流家庭育ちの友人達は小遣いをもらっているんです。当時の相場からすれば、クラスメートに聞くと平均して5,000円くらいだったでしょうか。

でも自分は違いました。自分でアルバイトしたお金を全部小遣いとして見立てたならば、月に4~5万円くらいはあったと思います。さらに長期間の休みともなれば稼ぎます。中流家庭育ちの友人達はアルバイトしてないので、5,000円のままです。なので、同じように遊んでたら、先に友人のほうがお金がなくなります。でも自分の家庭は相対的貧困なんです。

大きな出費は出せないので、大学や専門学校の進学はもう中学生の時にはあきらめていました。自分で選択した道ではないんですよ。あきらめざるをえない。しかし友人達は大学や専門学校へ進学していきました。自分は高校卒業後、いま勤めている会社に入社し正社員として長期間、働くことができております。20歳で友人のうち何人かは進学したにもかかわらず普通車を所有し、乗り回してました。かたや自分は21歳で自分で働いて買った軽自動車を乗ってました。

時はバブル時代、友人達が所有していた普通車は親から買ってもらい、駐車場代や保険料、税金も払ってもらっており、さらにガソリン代まで出してもらっていたようです。しかし自分は全部、自己払い。この差です。

後日#7へ続く