だいぶ秋らしくなってきましたねぇ。日の暮れるのもすでに6時前になってきていて秋の夜長に。もうすぐ中秋の名月も。
毎年、カワイイ子供たちがウチの職場へやってきます。
社会見学の一環として、この時期に来ます。
小学校3年生ですが・・・ウチはナマモノを扱っているので、衛生面を考慮して作業場へは入ることはできません。なので、業務用の大きな冷蔵庫から肉の塊を持ってきて説明します。肉の塊は袋に入っている状態なので、見せることはできます。
たまたま、豚肉のバラを加工しようとした時だったので、それを見せました。まだ加工されてない状態ですが、断面を見せたので見る人が見ればわかります。
「これは何のお肉だと思いますか?」と聞いてみると・・・
一番前にいた女児が「知ってる!豚肉」と答えました。隣にいた女児は「鶏肉」と答え、近くにいた男児は「牛肉」と答えました。
「答えは豚肉です」と教えました。
「もひとつ質問。これは何に使う豚肉かな?わかるかな?」
正解を答えたさっきの女児「お好み焼き!」、隣にいた女児「焼肉!」と答え、近くにいた男児「から揚げ!」
「じゃ。先生にも聞いてみようかな?わかりますか?」
先生は若くて見た目では25歳前後の女性教師。でも答えられない。
「答えは・・・お好み焼きとか焼きそばとか、野菜炒めなんかに使う豚肉。正解やね」と教えておきました。
正解を答えた女児は自宅でお手伝いで料理をしてるんだと思います。その他の子ははおそらくしてない。ついでに言えば、先生も料理普段はしてないからわからないんだろうなと。
これだけ差がすでに出てるんです。ご家庭の事情にもよるのでしょうが、子供が悪いのではなく、教えてない親もいるってことです。そういう状態で大人になったら・・・料理ができない大人になります。今は男女関係なく料理ができるようにならないと。まったく料理できなくて困っている20代がたくさんいます。特に巣立った時、ひとり暮らしや結婚した時に困るでしょう。知識は学校の勉強だけでないですもんね。
自分の子供の頃は母親が働いていて、特に土曜日や夏休みは自分で作らないといけなかったので、簡単なものは作れる大人になりました。