今日は台風一過で、少々晴れました。久しぶりの晴れ。
世間には本当に困っている人がいます。そんな人に、少しでも何か手伝ってあげようとか、少しでも気が楽になればと思って、言葉をかけることがあります。
「何か困っていることがあったら、いつでも言ってね」
コレ、一番言ってはいけない言葉だと思います。声をかけた本人は助けた気になってるんだと思いますが、相手からすれば「じゃ手伝って」って言えない。日本人の奥ゆかしさでもあるのかもしれません。
例えば介護疲れしている人に、先の言葉をかけたとします。「じゃ、あした介護お願いします」と助けを求めることはできません。
本当に助けたいのであれば「あした私が介護するから、あなたは休んでね」と言えば遠慮なしに代われます。
自分も過去に中学生の時2回ほど、友人を助けたことがあります。
骨折し自宅療養していて長期的に学校へ行けない勉強ができない友人に。授業で書いた自分のノートを、放課後 友人のノートに書き写して毎日自宅まで運びました。約1ヶ月。頼まれたわけでもなく自分で買って出ました。
それとはまた別の友人は骨折して荷物が持てないので、登下校するのに荷物運びを毎日。これも約1ヶ月。こちらも頼まれたわけでもなく自分で買って出ました。
電車やバスの優先座席もしかり。高齢者、体の不自由な人、妊婦さん、小さなお子様連れのお母さんも自ら席を譲ってとか言えませんが、どうぞ座ってくださいとこちらから言ってあげれば、譲ってもらいやすい。
なかなか物事を人に頼むというのは仕事でもない限り言いづらいことが多いと思います。こちらが買って出ることで、相手も頼みやすくなるし、知人友人であれば信頼関係も上がります。
困っている人を本当に助けたいということなら、気を利かせて相手の気持ちを察して、そっと寄り添ってあげないと。
と、恩師に教わった記憶があります。