価格表示#2

今日は寒かったですワ。明日の朝は最低気温も急降下ということで、体調管理には気を付けましょう。。。 #1からのつづき・・・ 自分は食肉販売担当なので、このへんの事情も少し。 食肉はもっと事情が複雑です。 食肉の価格は基本的 … “価格表示#2” の続きを読む

今日は寒かったですワ。明日の朝は最低気温も急降下ということで、体調管理には気を付けましょう。。。

#1からのつづき・・・

自分は食肉販売担当なので、このへんの事情も少し。

食肉はもっと事情が複雑です。

食肉の価格は基本的に100g単位での表示が多くなってますが、外税方式の表示にする場合、実際には1パックの総額表示+税ということになっていることが多いようです。

税込み100g当たり103円で販売されていた食肉は税抜き98円。これが消費税8%となると、税込みに変換して106円に。この税抜き価格が消費者がどう反応するかです。実際には安くなったように感じますね。そう思いません??

外税から内税表示にしないといけなくなった時、外税298円の表示が内税313円になって消費者が高くなったように感じ、売れなくなりました。なので、しかたなく税込み298円に値下げしたところも多かったわけです。でも今度は逆といったところ。

そこへ来て、円安です。国産なら関係ないと思われるかもしれません。でも関係あるんです。日本の食肉は育てる飼料(穀物)がほとんど輸入に頼ってます。円安に振れれば飼料の値段も上がり、食肉価格も上昇します。余談ですが、国産表示の食肉でも飼料が国産でなければ食物自給率にはカウントされません。なので、国産食肉の食物自給率は限りなくゼロに近いと思われます。

さらに…2010年、2013年の夏の酷暑、厳冬の影響で育てている牛・豚・鶏などが病気により、たくさん死んだり育ちが悪かったりして、出荷頭数が少なくなり需給バランスが崩れて価格上昇につながります。

後日#3へ続く