梅雨のシーズンで湿度と温度がちょうど最近の増殖に適している時期。と、いうことで衛生管理を仕事で行っている自分が主婦向けに数回にわたってレクチャーします。
食中毒防止の三原則。
- つけない
- 増やさない
- 殺菌する
です。
今回は調理器具について。
まな板・包丁の使い方。抗菌まな板も多くなってきましたが、使い方を間違えると食中毒の原因に。
生の食肉、お魚をまな板・包丁で調理したあとに、そのまま生で食べるサラダ用の野菜なんかをそのまな板と包丁を使用して調理するのは厳禁。水で簡単に洗っただけでは細菌に汚染されたままです。洗剤で洗って、しっかり水分を取り除きアルコールで殺菌してから生野菜の調理を。しっかり水分を取り除かないとアルコール殺菌しても効果がかなり落ちます。アルコールでなくても耐熱のまな板・包丁なら、洗剤で洗浄後に熱湯をかけて消毒するのもOK。鮮魚調理担当でもお刺身を調理する際、電気湯沸かし器を使って消毒しております。漂白剤は殺菌効果がありますが、つけ置きしないと効果がないため調理の途中で使用するのはオススメできません。
手も同じです。生のお肉・魚を調理したあとに洗剤でキチンと洗って消毒もせず、加熱せずそのまま生で食べる食材を調理すると、食中毒菌に汚染されます。マニキュア、付け爪、指輪、ブレスレット、腕時計をして調理するのはもっての他。
手とまな板・包丁を正しく洗浄し殺菌しましょう。今回はここまで。
教えます衛生管理#2へつづく